時を超えて愛されるドイツの名窯「マイセン」── その美しさを一杯の器に

事務所の片隅に、静かに佇むマイセンのティーカップ＆ティーポットたち。18世紀初頭にドイツ・ザクセンで誕生したマイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功した名門ブランド。王侯貴族に愛され、300年以上にわたり世界中のコレクターを魅了し続けています。

展示しているのは、繊細な手描きによるフローラルパターンやコバルトブルーの装飾が印象的な逸品。カップの縁やソーサーの形状、そして上品な金彩のあしらいには、熟練職人の技巧と芸術性が宿っています。中でも、自然をモチーフにした絵柄は“マイセンらしさ”を語る上で欠かせない要素です。

クルマに通じる「造形美」「歴史」「哲学」を感じさせるマイセンの磁器。ご来店の際には、ぜひその凛とした存在感と、一客一客に込められた物語にも目を向けてみてください。